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【野球】ストレートの基礎を学ぶ!ボールの正しい握り方と投げ方について解説

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投手においてストレートは球種の中でも基礎となるものですが、正しいボールの握り方や投げ方があります。

小さいときに父親とキャッチボールをした際に教えてもらった握り方や投げ方でずっとやってきていたけど、実は間違えていたなんてこともあります。

ストレートの速さと直球勝負の醍醐味に多くのファンが魅了されますが、ただ速いだけではなくピッチャーが如何にしてその球種を磨いているのか、その秘訣に迫ります。

今回は投手の基礎であるストレートについてご紹介していくので、原点に戻って今一度確認してみましょう。

ストレートの基本とその重要性

野球においてストレートは最も基本的な投球であり、その速さと正確性が試合の流れを左右します。

ストレートの投げ方をマスターすることは、ピッチャーにとって非常に重要です。速球を駆使することでバッターを圧倒し、試合のペースを掌握することが可能になります。

また、ストレートの速度とコントロールが良いと変化球の効果も高まり、より多くの三振を奪うことができます。

この投球技術は、若い投手の育成においても重点的に教えられるべきポイントです。適切なフォームと体力の維持が、一流のストレートを投げるためには不可欠です。

ストレートの握り方

まずストレートの基本的な握り方は以下の通りです。

・人差し指と中指をボールの縫い目にかける
・人差し指と中指の間隔を少し(小指一本分程)開ける
・親指は人差し指と中指の間と直線状になる位置に置く
・浅めに優しく握る

ボールの縫い目に指をかける位置によって「フォーシーム」や「ツーシーム」といったものに投げ分けることができます。

私は小・中学生の時にピッチャーをやっていましたが、練習の際に監督やコーチからボールの握り方を教えてもらった記憶が無く、ずっとツーシームで投げていました。

ツーシームに比べてフォーシームの方がスピンをかけやすくボールが安定するので基本的にストレートは「フォーシーム」の握りで投げます。キャッチボールの際に握りを確認しながら投げてみましょう。

ストレートの投げ方

投手が力強く、かつ正確にストライクゾーンに投げ入れるためには、正しいフォームが必要不可欠です。

では、質の良いストレートを投げるにはどのような投げ方が良いのでしょうか?ポイントは以下の通りです。

・力みすぎず腕を振り切る
・ボールを指先で押し込むようにして手首のスナップをきかす
・腕は鞭のようにしならせるイメージ

指の位置が球速と回転に大きく影響するため、指先でしっかりとボールを押さえることが重要です。

指先でボールにしっかりと回転を伝えて手首のスナップをきかせてリリースをします。腕の振りを大きくし、自分の腕を鞭のようにしならせるイメージを持つと良いでしょう。

また、肩の開きすぎを避けることで、力を無駄なくボールに伝えられます。リリースの瞬間には、手首をしっかりと使い、ボールに回転を加えることがスピードと精度を高めるポイントです。

強く投げようと意識し過ぎると身体の開きが早くなり球が抜けてしまったり、球速が出ずらくなります。

また、腕のみで投げることに繋がり肩や肘への負担が大きくなり故障の原因になってしまいます。

他にも、身体を開くのが早くなってしまうと打者から見えやすくなりタイミングが取りやすくなってしまうので注意が必要です。打たれにくい投球フォームについては別記事にて紹介しているので確認してみてください。

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キレやノビがあるストレートを投げるには?

基本的にストレートの回転は『バックスピン』となり、それによって生み出される『マグヌス効果』という風の流れによる揚力を生み出しています。

簡単に言うとキレやノビがあるストレートを投げるには、進行方向に対してより多くのバックスピンをかけて球の回転数を増やすことが必要になります。

その際にボールの軸の向きが地面と平行になるのが理想ですが、ズレてしまうと「シュートボール」や「スライダー」になりやすくなります。

ボールの軸が地面となるべく平行になるのが理想ですが、あえて軸をズラすことで少し軌道を変えて打ちづらくする場合もあります。

元阪神タイガースの桑原謙太朗投手は軸を変えることで「真っスラ」といわれるナチュラルスライダーを持ち味にしていました。ストレートを投げる感覚で自然に変化するので右打者にとっては打ちづらい球種になります。

ストレートの戦術的な使い方

野球においてストレートは最も基本的な投球ですが、その使い方一つでゲームの流れが変わることもあります。特にカウントが有利な場面でのストレートは、バッターを圧倒する効果があります。

しかし、ストレートは予測されやすいため「どのタイミングで、どの位置に投げるか」が重要になります。

例えば、インコースへの鋭いストレートは、バッターの手元で勝負を決めることができ、アウトコースへのストレートは、バッターを引っ掛けることが可能です。

このように、戦術的にストレートを使い分けることで、投手は有利な展開を作り出すことができるのです。

まとめ

今回は投手にとって基礎である『ストレート』の握り方や投げ方について紹介しました。

監督やコーチがしっかりと指導してくれているチームであれば知っている内容だったかと思いますが、私のようにボールの握り方や投げ方の指導がなく、なんとなくやっていた方もいらっしゃるかと思います。

ストレートはとても奥が深い球種なので、練習の際には「縫い目に対して指の位置」や「投げ方」に意識を向けてトレーニングをしていきましょう。