誰にでも実践できる速球アップの秘密
自分には140km/hの球を投げるのは無理だと思っていませんか?実は140km/hまでの速度でしたら日々の練習次第では不可能な速度ではありません。ただし間違った方法で練習をしていてもなかなか速球はアップしません。正しい練習方法を毎日取り組むことが大事なのです。そこで速球アップに大事なことをいくつか紹介していきたいと思います。
ピッチングフォームの改善
いくら筋肉を鍛えてもフォームが良くなければ球速アップどころか肘や肩を壊してしまう可能性があります。正しく腕をしっかりと振れる自分に合ったフォームを身につけるのが一番合理的です。
必要な筋力の強化
強化をするのは「インナーマッスル」と「アウターマッスル」です。速球をアップさせるためには背筋と肩の筋肉を強化する必要があります。しかしやり過ぎには注意してください。筋肉をつけ過ぎると投球に支障が出てくるので必要最低限の強化で十分です。
下半身の強化
投手にとって下半身を鍛えることは最も大事になってきます。下半身のトレーニングを疎かにしてしまうと投げる時の踏ん張りがきかず、体重の乗った球が投げられません。毎日ランニングと短距離ダッシュは欠かさず行ないましょう。
カラダを柔らかくする
早い球を投げるには柔軟性が必要です。ピッチャーに限らず身体が硬いと故障してしまう恐れがあります。冬場は特に身体が硬くなってしまうのでストレッチは練習前に必ず行いましょう。ピッチャーは肩甲骨を柔らかくしておくと早い球を投げやすくなります。
正しいボールの握り方
ボールの握り方をマスターすれば速球もアップします。
基本的には、
- 人差し指と中指と親指で三角形の形を作る。
- 人差し指と中指と親指と薬指の4本でしっかりとボールの縫い目にかける。
という投げ方ですが、人差し指と中指の感覚を狭くするとボールにチカラが伝わりやすくスピードのある球を投げれるようになります。
体重移動
投げる時の体重移動がしっかり出来ていないと速い球やキレのある球を投げることは出来ません。まずはしっかりと軸足に体重を乗せタメを作ってから一気に開放します。
ここで注意しなければいけないのは、軸足でタメている時にすぐに身体を開いてしまうとチカラが逃げてしまうのでなるべく身体を開かないように意識して逆足を踏み込みましょう。
ちなみに、プレートにある軸足を蹴り上げるようにして体重を一気に前に持っていくと体重の乗った「重い球」を投げられるようになります。
今回ご紹介したのは基本的な知識の部分ですが、このようなトレーニングを毎日行うことで速い球を投げる近道になりますので毎日地道に続けていきましょう。